こんにちは、フルフォース・サポートファイターのヒロイネンです。

さて、皆さんはボトムポジションを取った際にこんなことにはなりませんか?

1.何かしらガードを作る
2.なんやかんやで割られる
3.苦し紛れに片足に絡んでハーフガード!
4.さくっと割られる
5.サイド(→ニーオンやマウント)を取られる
6.オワタ\(^o^)/

オワタ\(^o^)/

相手の足一本に両足で絡むだけ!というお手軽さながらもだからこそ初心者的には難しいハーフガード。僕は上記の流れが定番化していたため、「ハーフガードになる機会が多いなら逆に強化すればいいじゃない!」とマリー的に思い立って見始めたのが今回紹介する『加古拓渡 Institute of Jiu-jitsu HALF GUARD LABORATORY』。直訳すると "TAKUTO KAKO 柔術大学ハーフガード研究所" です。

加古拓渡選手は御存知の通り、IBJJF WORLD JIU-JITSU CHAMPIONSHIP 2016 のアダルト黒帯ライトフェザー級で3位入賞。先日の フルフォースカップ05 でも、激戦区のアダルト黒帯フェザー級で優勝された超実力者。そんな加古選手の得意技であるハーフガードについてガッツリ紹介しているのが本作品です。そんな本作を一言で表すならば『万事をハーフガードで解決するDVD』ハーフガードを10カテゴリ 62テクニックに分類して体系立て、DVD2枚173分という大ボリュームにまとめています。

チャプターはハーフガードの基本姿勢を作るところから説明が始まります。基本姿勢の説明の後は、バッドスポット(不利な体勢)からの脱出方法。アンダーフック(脇差し)やディープハーフ(潜り)、フィギュアフォー(普通の)ハーフなど、各種ハーフガードポジションからの攻めを紹介。

途中途中には、各ポジションでありがちなミスも寸劇形式で紹介されており、それぞれのNGパターンに対して、何がダメでどうすれば良いのか?を加古選手が具体的にわかりやすく解説してくれます。他にも、リバースハーフや、リバースデラヒーバ、vs.スタンディング(相手が立ってきた場合)など、相手が対処してきたときの対応方法も教えてくれるのも嬉しいですね。

個人的には、ハーフガードを作るにあたっての基本姿勢である脚の掛け方や角度。両腕の使い方の詳細から説明してくれるところが嬉しかったです。それと、ハーフガードからの2大アタック方法であるアンダーフックとディープハーフについてもケースごとに解説してあったところが非常に勉強になりました。

世の中にはいろいろなハーフガードのDVDがリリースされています。その中でも日本語でここまで詳しく解説してくれる本作品は、僕のようなハーフガード初心者だけでなく、ハーフガードを強化したい方にもオススメの一本だと思いました。是非ともこのDVDお手に取っていただいて、不利なポジションだと思っていたハーフガードを得意なポジションにしてみませんか?